日本社会

日本社会は貧困・生活困窮に対して自己責任的な見方をもち、対策がほとんどなされていない

 

教育予算が切り下げられている中で非正規教員が増えています。いつまで雇ってもらえるか、次はいつ採用してもらえるかという不安定な身分。この男性も何年も非正規任用を繰り返していました。担任しているクラスにいじめがあると採用されなくなるのでは、という不安があったのでしょう▼非正規という立場がいじめ問題に向き合うことを妨げたといえます。いじめにはさまざまな背景や要因があり、担任だけが責めを負うものではありません。解決のためには隠したり一人で抱え込んだりせず、学校全体で対応することが大切だといわれます▼正規の教員を増やし、将来への心配なく、同僚と協力し合って教育に当たれるようにすること。少人数学級化に際しても必要なことです。